外壁塗装お勧め塗材 ラジカル制御塗料についての説明①

 

ラジカル塗料とは

ラジカル塗料の「ラジカル」とは、酸素や紫外線、水などが顔料に接触することで発生する劣化因子をいいます。

つまり、ラジカル塗料とは「ラジカル」の発生を可能な限り抑える効果があり、長期間塗膜の劣化を防ぐ塗料です。

従来の塗料とラジカル塗料

2015年に日本ペイントで発売された比較的新しい塗料ですが、従来の塗料にはない優れた特徴を持ちます。

従来の塗料はアクリル・ウレタン・シリコン・フッ素など、塗料の主成分となる樹脂の違いによって分類されました。

これらの主成分の違いが、塗料の特徴や値段・メリット・デメリットに繋がっていました。

しかし「ラジカル」は塗料の主成分となる樹脂の名前ではありません。ラジカル塗料のベースとなるのは、あくまでアクリル樹脂系塗料やシリコン樹脂系塗料などの従来の塗料です。

そのため、従来の塗料に特殊な成分を配合することでラジカル塗料になります。水性と溶剤タイプの1液型があり、塗料メーカーによってはベースとなる樹脂名を公表していないメーカーもあります。

ラジカル塗料の仕組み

ラジカル塗料にはラジカル抑制のために、高耐候酸化チタンと光安定剤という2つの成分が配合されています。

高耐候酸化チタンは「ラジカルバリア」という能力があり、ラジカルを発生させる成分「酸化チタン」を制御します。また、光安定剤は発生したラジカルの発散を抑える効果があります。

ラジカル塗料はこの2つの成分の働きにより、劣化しにくく耐候性の高い塗膜を形成することが可能です。

高性能な塗材というわけですね。
当社の塗装工事の半数のお客様は↑塗材で施工されております。
次回は特徴を書いて行こうと思います。外壁診断士のいるお店

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